自殺者数は「3月の月曜日」が最多なんだ!

 テレビのニュースで、自殺者数の統計調査を内閣府が発表したと聞いて Webでチェックした。
 そうすると、【自殺者数「3月の月曜日」が最多 年度末と週初め重なり】とあった。

 asahi.com(2010年3月30日22時41分)が一番分かり易すかったので紹介しますね。

 
 「3月の月曜日」の自殺者数が1日あたり平均105人にのぼり、最も多いことが30日に発表された内閣府の調査で明らかになった。年度末と週初めという生活環境の変化が重なることが要因とみられる。内閣府は時期や属性、地域別の傾向を詳しく分析・公開することで、より効果的な自殺対策を進めたいとしている。
 自殺について厚生労働省が人口動態統計、警察庁が自殺統計でそれぞれ集計しているが、内閣府が初めて両省庁のデータを集約・分析した。
 内閣府によると、2004年から5年間の自殺者数を月別にみると、3月が最多の1日あたり91.0人で、4月87.5人、5月86.6人の順。最も少ないのは12月で72.9人だった。リーマン・ショック直後の10月が最多だった08年を除くと、毎年3月が最も多かった。
 3月に自殺者が多かった職業は、09年では「自営業・家族従業者」「被雇用者・勤め人」などの有職者が4割を占めた。一方、「主婦」は4〜5月、「失業者・年金・雇用保険等生活者」は5〜6月に多い傾向があるという。
 曜日別では月曜が92.8人と最多で、週末の土曜、日曜は少ない。また、月初めや月末に多い傾向がある。月と曜日で合わせてみると「3月の月曜」が平均105.3人で最も多く、最少は「12月の土曜」の63.1人だった。
 内閣府参与として分析にあたった、自殺予防や遺族の支援に取り組むNPOライフリンク」の清水康之代表は「3月は決算期で、月曜や月初めとともに生活、環境の変わり目であることが影響している可能性がある。『3月の月曜日』はそうした要因が重なり、自殺のきっかけとなってしまうのかも知れない」と分析する。
 また、有名人の自殺や無理心中、いじめによる自殺などが報じられた直後に、自殺が増える傾向も明らかになった。前後で1週間あたりの自殺者数を例年の数値と比べると、当日からの1週間の自殺者数が突出していた。
 鳩山内閣は3月を自殺対策強化月間と位置づけ、自治体と連携した対策に取り組んでいる。今回は都道府県ごとに職業や時期、市区町村の特徴などについて自殺との関連を幅広く分析しており、今後の対策に役立てていく方針。清水氏は「さらに検証を続け、この複合的な分析を地域の自殺実態に合わせた対策につなげて欲しい」と話している。(佐藤美鈴)

 ポッポちゃん、何が「3月を自殺対策強化月間と位置づけ、自治体と連携した対策に取り組んでいる」ですか!?
 おい、厚生労働省と、厚生労働省を監視している総務省は他人事ではないだろう。確か、自殺防止の相談窓口として職安(ハローワーク)を活用すると言ってましたよね。その職安の一番利便性の高い場所にあるハローワークプラザを求職者からみて一番必要な時期に廃止したのは誰だっけ、その後の新政権のフォローも全く無い。あっ!数年前から「キャリアアップハローワーク」がどうのこうのと言ってましてね。

 公共職業安定所ハローワーク)職員の増減を決めているのは、厚生労働省を監視監督している総務省でしょう。現在の総務大臣は誰だっけ、“あらー”、頻繁に髪型を変えている方でしたね。

 それと、「有名人の自殺や無理心中、いじめによる自殺などが報じられた直後に、自殺が増える傾向も明らかになった。前後で1週間あたりの自殺者数を例年の数値と比べると、当日からの1週間の自殺者数が突出していた」と分かっている訳でしょう。
 何度も亡くなる有名人は、亡くなるたびに、収録を終えた最後のドラマ・映画、CD、DVD、書籍類などの販売は過去最高と発表されているようです。

 その上、「当日からの1週間の自殺者数が突出していた」に巻き込まれた人たちは不幸だね。また、知り合いが、少し世の中を良くさせる目的で知らしめようとしている「連動リピート」なら罰があたるだろうな。